鶴岡市立京田小学校 防災学習を実施しました
9月7日(水)、鶴岡市立京田小学校において防災学習が行われました。同校は現在、青少年赤十字研究 推進校として、小学校の教育現場における青少年赤十字の普及と、青少年赤十字の態度目標「気づき、 考え、実行する」を実践する児童の育成に取り組んでいます。
その取り組みの一つである5年生の総合的学習では、去る4月に発生した熊本地震について、NIE(Newspaper In Education:教育に新聞を)教育のもと、自ら被害状況や被災地の支援状況等を、新聞から情報収集、被災地を支援するための義援金の募金活動を積極的に行ってきました。
今回の防災学習は、新聞や報道では見えない、地震の被害状況や支援活動の実際について学ぶべく行われたもので、当支部から、赤十字救護班とともに現地での救護活動に従事した、長谷部事業推進係長を講師 として派遣しました。
授業では、発災間もない被災地の状況や、医師や看護師で編成する赤十字救護班の活動の様子などを記録 写真とともに紹介し、児童の皆さんに、報道では伝えられない被災地や避難所の状況について、知っていただきました。
また、授業後半では、身近な人のいのちを救うための赤十字救急法(一次救命処置)について、AEDの 使用方法、胸骨圧迫の実技体験を通して学び、防災スキルの一端を児童の皆さんに身につけていただき ました。
現在、日本赤十字社では、災害について正しい知識を持ち、自ら考えて判断し、危険から身を守る行動を とること、そして守った命で他の命を救う存在になることを目的に、青少年赤十字防災教育プログラムの 普及に取り組んでおり、今後も、加盟校と協同し、教育現場における防災意識の醸成を図ってまいります。